+Black Blood.
「ぜろ・・・・・?」
「ま、問題児なもんで1桁ナンバーだ。」
「問題児だと・・・・・・1桁ナンバーなのか・・・」
「あぁ。」
暗闇に慣れてきた目で、零と言う男を見る。
「お前は・・・・・・・・黒髪?」
「じゃねーの?やっと見えるようになったのか」
黒髪どころか、零全部が暗く見える無花果。
「どうでもいいか。無花果、お前明日も取調べだろ。寝ろよ」
「誰が無花果!それに、手前ぇが居る中でそうそう寝れるかよ!!」
「あぁそう。
んじゃ一日中起きてな。」
「・・・・・・・!」
空気が動く。
零が移動した、と言う事が分かった。
(完全にナメられてる・・・・・)
そう無花果が思うのも時間の問題ではなかった。