ピンクの落書き
嫌気
またあの怠さが戻ってきた。
ここ最近、学校に行っていない。
あの週1の木曜日さえも。
学校には行かなかった。
他校の友達と夜な夜な遊びまくって、非行に走り…
警察へ行った経験が増えた。
こうすけとHをして、ますます男というものが信じられなくなった。
もうめんどくさいや。
颯に対しての気持ちとか、真面目に恋をするとか…
どーせ、うちには似合わないんだろう。
だから遊んで遊んで遊んで…
適当がいちばん似合うから。
もう体の真ん中がギュッて痛くなるのは無理。
颯…
あんたがそうさせるんじゃん。
わけもわからず涙を出させるし。
でも、あんたには。
瑞希さんという彼女がいるんじゃん…
ヴーヴーヴー…
いきなり部屋に鳴り響いたケータイ。
ベッドにうずくまっていたうちは、怠い体を起こした。
窓の外を見ると、紫色に包まれている空。
うずくまったまま今日が終わったみたいだ。
もう夕方を回っている。
机の上に置いてあるケータイを手に取った。
【新着メール一件】
とある。