金髪少女眼鏡少女
0.村上梓
「あの..頼まれていたレポートです..」
こんにちわ、初めまして。
村上 梓です。
今、恥ずかしながら
パシられてます。
「ゲッ字が違うじゃん!こんなんバレるし。やり直せ。」
レポートを叩きつけられ、
怯む梓。
こんな学校生活は嫌だ。
高校になったら、
絶対に変わってやる。
決意を固める梓だったが、
どう変わればいいのか
分からなかった。
「調子のってんじゃねーよ!!」
廊下から急に怒声が
聞こえた。
「まさかっ..」
レポートを叩きつけた女の
顔が引き釣り、みるみる顔色
が悪くなる。
「よう、久々だな。いつ以来だ?鼻の骨は直ったか?」
教室の扉に金髪な女の子。
「ひっ....」
「元気そうじゃん?またいっちょ派手に遊ぶか??」
金髪少女は私の前を横切り、
レポート(略)の子の目の前まで
顔を近付けて笑った。
みんなの顔が強ばっている。
━━これだ・・!!━━
これが全ての始まりだった。