晴れ時々@先生の妹【第1巻】




部屋に備え付けられたモニター画面で外の様子を確認する中村先生。





やっばっ――!





「マンションの管理人の小森のおばちゃんだ!」






謎多き64才の小森のおばちゃん、世話焼きでとにかく細かいことに凄くうるさいと住人の間でも有名。






玄関の扉が開く。







小森のおばちゃんが恐い顔をして立っている。






何か言いたげな口に塗っているど派手な赤色の口紅が際立っている。






「ちょっと、中村さん?こんな夜中に、中村さんのお部屋から色んな叫び声が聞こえてくると住人の方からたくさん苦情がきているんですよ!いったい、何をしているんですか?」






「何をしているって…、べ、別になにも?」






管理人の小森のおばちゃんが中村先生の足元で失神して倒れている二戸 梨杏を見つける。


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