晴れ時々@先生の妹【第1巻】





落とした箸を持ち、再び下を俯いたままガツガツとご飯の続きを食べ始める中村先生。






二戸 梨杏に何を話しかけられても、わざと自分の視界に入れず話をし続ける。






――中村先生、さっきから落ち着きがなくて、何だか変だけど、…どうしたの?






テーブルの上に並ぶ綺麗に空っぽになったお皿。







「ごちそうさまでした!」

「ごちそうさまでした~!」






二戸 梨杏は朝食後の食器の後片付けをし、中村先生は下を俯いたまま掃除機をかけて部屋中を綺麗に掃除している。







しばらくして、一段落が着いた2人。







少し疲れたのか、リビングのソファーにぐったりと座っている二戸 梨杏。





冷蔵庫の扉を開けたまま振り返らずに、二戸 梨杏に話しかける中村先生。





「何か飲む?コーラでもいい?」



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