晴れ時々@先生の妹【第1巻】
全ては、偶然の出来事のキスから始まり――。
シマリス姿のアイツを“可愛い”と感じ。
そして、ジョウログモが止まっている木の枝を持った時、アイツに少し意地悪をしてみたくなった。
ファスナーを……、おろした時、俺の手は汗をかくぐらい緊張をした。
考え過ぎのような気もするが、これからはあまり意識をしないようにしよう!
きっと、父性本能に近い物が働いた。
“モヤモヤ!”な気持ち。
そういう事にしておこう――。
すき焼きの鍋がちょうど良い具合だ。
――二戸、 何しているんだろう、遅いな?
「早く来ないと、俺一人ですき焼きを食っちまうぞー!」
洗面所の方から慌てる二戸 梨杏の声がする。
「……ちょっと、待って先生!今、メイクを落としてるところなの―…」