晴れ時々@先生の妹【第1巻】




二戸 梨杏の腕を引っ張ってソファーから引きずり降ろし、ぼっーとしている二戸 梨杏を洗面台まで連れていく中村先生。





そして、歯ブラシに適量の歯みがき粉を付けた後、ポカーンと開いている二戸 梨杏の口にくわえさせる。







「まじっ!朝っぱらから、世話のかかるヤツだなお前は!!」






「ふぁ~い……」






目を細めて鏡を見つめたままシャカシャカと歯みがきをしている二戸 梨杏。






――“ふぁ~い…”って、“は~い”の返事の事か??






歯みがきを終えた中村先生が忙しそうにバタバタと部屋中を走り回る。





トースターに二枚の食パンを入れてスイッチを入れる。





ポチ・タマ・小春達に朝の餌をあげる。






チーン!、トースターが鳴る音がする。






クローゼットを開き薄いブルーの長袖のシャツとネイビーのカーディガン、それにベージュの長ズボンを取り出して急いで着替える。

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