晴れ時々@先生の妹【第1巻】
二戸 梨杏がニッコリと大きな笑顔で笑う。
「うんっ!絶対に、ぜっーたいに、待っててね!!」
「ああ、待ってるよ!」
「行ってきます!」と二戸 梨杏に手を振りながら部屋を出て行く中村先生。
「行ってらっしゃい、先生!」
玄関の扉が少しずつ閉まっていく……。
中村先生の後ろ姿も、少しずつ、少しずつ見えなくなる。
また、学校で会えるもんね。
部屋に残された私、少し寂しいけれど――。