晴れ時々@先生の妹【第1巻】





一人寂しく生徒指導室に取り残された二戸 梨杏。





――ポツン。


凄く、寂しい――。







二戸 梨杏は誰もいない生徒指導室の部屋で、




「あのっ―、…先生。私、大切な話をしようと思っていたのにー!先生のバカッーーー!!」とひとしきり叫んだ後、小さな子供のように下唇を思いっきり噛んで今にも泣き出しそうな顔をしていた。






そして、机の上に両手をバンッとついた後すくっと立ち上がり空っぽに近い鞄を肩にかけた二戸 梨杏は凄い勢いで生徒指導室の扉を開けて、廊下を猛ダッシュで走りそのまま学校の門を飛び出していった。








親なんか――。





先生なんか――。







もう、大キライ!!


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