世界が終る、その次の日。【BL】
一昨日は、突然降って湧いた、
明日世界が滅ぶという事実に世界中が慌てふためいていた。
それで開き直る奴はまだよかった。
最後に、好きな事をしただろうから。
何かをしようにも思いつかない人間と、
滅びる訳は無いと思い込む人間。
その2種類の奴らは、昨日も
いつも通りの1日を過ごしていた。
俺も、その中の1人だった。
いつも通り登校して、
いつも通り授業を受けていたら、
いつの間にか世界は終わっていた。
本当に、一瞬だった。
一昨日テレビの特番で見た、
遥か昔の予言の通り、すべてが消えた。
その筈だ。
なのに何故か、俺は残った。