16の夏~ボールを追いかけて
5章~試練~
3学期が始まりはじめたころ
俊平は揺れていた。
もちろんそんなつもりはない。
でも忘れられない子が待っている。
前日に渚からまた一通のメールがきていた。
「私は待ってるからね。」
無理なことはよくわかっている。
しかし今の渚には関係なかった。
そんな気持ちが通じたのか、
俊平からの返事は意外なものだった。
俊平は揺れていた。
もちろんそんなつもりはない。
でも忘れられない子が待っている。
前日に渚からまた一通のメールがきていた。
「私は待ってるからね。」
無理なことはよくわかっている。
しかし今の渚には関係なかった。
そんな気持ちが通じたのか、
俊平からの返事は意外なものだった。