16の夏~ボールを追いかけて
2章~接近~
「おはよう、昨日ごめんなさい!気づいたら寝ちゃってました(^_^;)
気をつけて学校行って下さいネ!」

朝7時半に送ったメールの返事は即座に返ってきた。

「おはよう。全然イィよ~てか敬語じゃなくてイィっすよ!?ってオレも敬語使っちゃってるけど(笑)」

朝から好感触の渚は幸せいっぱいで学校に向かった。

「渚、何にやけてんの!?」

クラスメイトの一言に動揺を隠せなかったものの、

その真相は親友の唯だけが知っていた。

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