更正せよ!生徒会
前日
明日からついに、新しく一年生が入学してくる。小春のはしゃぎっぷりは、尋常じゃなかった。
「ついに!ついに明日よ!明日ぁぁあ!」
「うるせぇよ」
日誌を書いていた平良が、朝からこの調子である小春についにキレた。
「ふん!平良にそんなこと言われても私は、明日を心待ちにしてんだから!」
「はぁ?意味わかんないんですが。とにかく静かにしてもらえませんか?こちらは生徒会としての業務をやっているので、五月蝿いと集中できません」
「じゃぁいいわよ、平良はそのまま滅多にやらない業務を続けてなさい!オーホホホッ!」
「誰かこいつをつまみ出せ!」
高笑いする小春を指差して、近くにいた乾と樋村に小春をつまみ出すように平良は言ったが、二人は目を逸らした。