更正せよ!生徒会


そこで、放送部は人のいい八木に頼み込み代役を勤めさせていた。


「それでは、生徒会執行部及び各部活部長挨拶を終わります」


これで、生徒がやる番は終わり今度は先生たちからの話になる。
そこはカットされ、今日の練習はここまでとされた。


「八木、アンタ凄いわね~この原稿に書いてある言葉全部覚えてるんでしょ?」


練習が終わり、ざわつきながら生徒達が体育館を出ていく中、小春は八木に感心していた。


「だって、先生が本番じゃ原稿用紙見せないっていったから」


ニコニコ笑いながら、八木は当たり前のような口ぶりで小春に言った。


「私じゃぁ、絶対無理だからね、こんなの…」

「和や、いくにゆっきーなら出来るんじゃないかな?」
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