pazuru☆pi-su

「あら・・・私ったら!恥ずかしい・・・」
私は両頬に手を当て猿鳶先生から顔をそむけた・・・。

――チラァ・・・。

チョッと横目で見た。
なんだか、何があったかまだ何があったか猿鳶先生は
理解できてないらしい・・・。
少し眉毛が上がっている。

お、怒ってるの?
授業じゃまされて・・・。


でもね、チョッと得しちゃったかも。
だ、だって!!
一瞬で駆けつけてきてくれたんだもの・・・。
も・し・か・し・て!
私の事・・・??

ま、まぁ、猿鳶先生2歳年上だしぃ~。
年下に興味ないと思うしぃ~。
で、でもぉ~、もしかして年下好きなのかも~。
私も年上好きだしぃ~。

も、もしかして・・・。
もしかしてぇ~~??
職場結婚とかぁ~??

でへ、でへでへでへ・・・。

「い、石田先生!?よだれたれてますよ?」
生徒の一人が小声でいった。

「あ、あらちょっとトリップしてたわ・・・。」
そういって私はよだれをぬぐう。


「猿鳶先生。すいません・・・。何もないんです。
授業邪魔になったでしょう?すいません・・・。」
私は、期待を胸に、横目で謝った・・・。

「あ、いえ。別に邪魔だったわけじゃないんですよ?」
猿鳶先生は、そういいきって、息を吸い込んだ。
何かを言おうとしているらしい・・・。

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