pazuru☆pi-su
残ったのは左頬を抑えて突っ立っている小山君・・・。
ボーゼンとした、私と他の生徒たちだった・・・。
何なのよ・・・この子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!??
――あの後、私はここへ来た。屋上に・・・
ここしか行くところがなかった。
――屋上の椅子でまだ私は空を眺めていた・・・。
ということです。
思う存分笑っていただいても結構です・・・。
あはは・・・。小山・・・、まぢごめん。
私っていつもこうなんだよなぁ・・・。
みんなドン引きだろうなぁ・・・。
――キーンコーンカーンコーン♪
2時限目の終わりを告げるチャイムが全校に鳴り響いた。
3時限目は何かなぁ?
なるべく数学は控えたいなぁ・・・
それどころか、石田先生にこってりしぼられるのかなぁ?
考えただけで身震いがする・・・。
「あ、小山に謝りに行かなくちゃ・・・。」
私はスカートをひるがえしながら、屋上をとびだした。