pazuru☆pi-su

そいつは・・


拍手もせずに・・・
立っていた。


おい・・・!

拍手は??



何て・・・

拍手期待してたりしてw






その小さい男の子というのは・・・

そう・・・


小山であった。

私が今から謝ろうとしていた、小山だった。


彼は腕を組み、仁王立ちで私を見て・・・・い、いや、

私をにらんでいる・・・。

左頬に大きなシップを張って・・・
シップが腫れている・・・

左頬が腫れているのだろう・・・


あ、あれは・・・私が・・・

あ、あれはぁぁぁ!!





ごめん!




今にも小山に謝りたくなった・・・。

あの超フキゲンな小山に・・・

深々と頭をさげ、
頭の頂上を地面にこすりつけながら・・・

謝りたくなった。

何度も何度も・・・






――うる。


涙目になる。

先生に抱きつかれているから、なみだを

ぬぐう事ができない・・・。




< 19 / 20 >

この作品をシェア

pagetop