pazuru☆pi-su
「セ、せんセぇ・・・」
拍手がどんどん薄れていっている・・・
私の頭の中では、小山の仁王立ち姿がまわっていた。
「おぅ?」
猿鳶先生がこっちを見る。
「あんのぉ・・・そろそろ降ろしてもらえないかと・・・」
「あぁ、わるいなぁ」
猿鳶先生はわらって・・・
というか汗だくの顔をぐっしゃぐっしゃにしながら、
私を地上へと舞い戻らせた。
周りを見渡すと、もう男子群の中には小山はみえなかった。
小さいからだろう
スモールだから・・・
あ、いた。
ピョンコと飛び跳ねながら残りの列の人数を数えている。
ひょぇ・・・
目ぇあわんでよかった・・・。
私はなるべく小山の目につかない様に
女子の列の後ろへと足を向かわせた・・・。