初恋
名前を言おうとするだけで、
心臓が少し痛む。
好き…って、なんなんだろう
「……………香椎、、、はなちゃん、」
「は?!!
?!!!!
じゃあなんで金髪に」
漫画で出てくるこの顔、っていうくらい
ポカーン!!!とした顔の良歌。
いくらなんでも、失礼すぎるだろ
「……ちゃら男のほうが
近付きやすいかなっ、て。」
「……ぷハハハハハハ!!!!!!!!
あんたまじ面白いっ!!!」
「…いや、わらいすぎ」
「………っふ、ごめんごめん
ハナかぁ、
男嫌いだからねぇ〜
まぁ。付き合うことは不可能にしても
友達になるくらいならどうにかなるんじゃない?」
「…目標ひくっっ」
「いや、ハードルが高すぎんのよ、」
「まぁ、じゃあ後であたしたちが話してるとこに突っ込んでくればー?
とりあえず一回拒否られろっ」
なんとも楽しそうに笑う良歌は
やっぱりヤなやつだった。
そして俺はハナちゃんに
改めて出会う。