初恋




「ねぇ、聞いてる?キスしちゃうよー?」




「へっ!??ちょ、なに」



いつもより1オクターブ低いんじゃないかってゆうくらいの高木の声に
思考が現実に戻ってきた。





「なにー怖い顔しちゃって!!
俺のことシカトするからー!!驚いたっ??」




「……ごめん。高木。
あたし用事思い出した!から、、帰るね、じゃぁ」


「え、ちょ、履修登録……」








履修登録なんかより…



航ちゃんの……



航ちゃんの後ろ姿を追いかけたい………



会いたいよ…航ちゃん……。









間に合って…


そして…





航ちゃんでありますように…







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