わかめと金髪

「ん〜何組だろ

あっ、あった!
二人ともA組だって」


小石を投げられ非常に鬱陶しそうにしながらも
零は自分と私の名前を見つけたらしく2mほど離れた場所にいる私に聞こえるように大きな声を出した


その声に周りの生徒達がざわめき出した


ざわざわ…


「あいつらA組だってよ…」
「スゲーなぁ…」


そんな声が聞こえてくるが私達は?を浮かべるばかりだった


「「???」」


A組になにかあるのかなぁ……
それにしても今日の鯛は美味しかった!!!!
お母さんありがとーーー

「まぁ、気にしても仕方ないから……
早くクラス行こっか?」

まだ伸びるはずだった感謝の言葉(あくまで心の声)を遮った零に私は
「そーだねっ」と頷いて考えた


今日の晩御飯なにかなぁ……

「〜♪」

「…………(なんか機嫌いい?)」

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