絶対ナイショ!!

「じゃあ、私行くから!!」



「ちょっ……おい!!」



フラフラの体を無理やり立ち上げ、全力で走った。



昇降口に着いた頃見慣れた背中を見つけた。



「………!」



その人は私に気づいて驚いた顔をした。



「……月野」



「何で昇降口から出て来んだよ。入れないはずだろ?」



「………ハハ」



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