LOVE日和。
☆第1章☆

始業式

「きゃーーーーーーーーーー!!!」

あたし、山崎愛那。

今日から高校2年生になる、けど・・・・・・。

「始業式早々遅刻とかありえなーい!!」

そう、あたしは始業式早々寝坊してしまった・・・・・・。

「愛那、早くしないと遅刻するよー」

下からお母さんの声が聞こえる。

あたしは急いで階段を降りてお母さんからお弁当を受取る。

「行ってきまーす!」

あたしはそう言って玄関を出た。

「ちっ、おせーよ。俺まで遅刻させる気かよ」

不機嫌にあたしの家の近くの公園で待ってる彼。

彼こそあたしの彼氏、澤田龍也。

1年の夏休み、クラスの何人かで行った海。

そのときに重い荷物を持ってくれた龍也。

それから意気投合して今、こうして付き合ってるわけ。

性格はドSで意地悪。

「ごめん、寝坊して遅くなった!」

「早く後ろに乗れよ、じゃなきゃ本当に遅刻する」

あたしはそう言う龍也の自転車の後ろに乗った。
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