LOVE日和。
あたしたちの通う星蘭高校はちょっと高台にある。

高校までの道のりは割りと近くて結構いい眺め。

「はぁ、ギリギリセーフか」

そうこうしているうちに学校に着いた。

あたしと龍也は急いで教室へ上がった。

星蘭高校はクラス替えがなくて1年から3年までずっと同じクラスメート。

「愛那ー、超ギリギリじゃん。始業式そうそう寝坊かー?」

そう笑って言ってくるのはあたしの親友、如月有希。

「あはははは、なんか愛那、見ない間に太った?」

そう言ってからかってくるのが有希の彼氏、白石翼。

「確かに、お前を今日自転車の後ろに乗せてるとき少し重くなってた気が・・・・・・」

龍也までそう言ってあたしをいじめてくる。

「2人ともうるさいなぁ。そういう有希だって太ったんでしょー?」

「ざんね~ん!!あたし春休みのうちに2㎏痩せたんだぁ」

確かに、あたしが見ない間になんかスラっとした有希。

「ぬあー!!いーもん。あたしだって今日から痩せるもん。あたしだってやるときは・・・・・・」

「意気地なしのお前には無理だな」

「もー!いちいちうるさいなぁ」

あたしたち4人はいつもこんな感じで楽しい学校生活を過ごしている。
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