不良の印


「理紗ー!!!居るんだろ!?」


隆弘さんが叫んでる


弘毅さんも一緒に居る


「理紗!!今出てくな!!!また捕まるぞ!!」


「智弘...」


智弘が教室に入って来る


「絶対行くなよ!!俺が...俺が行ってくる!!」


「智弘!!!」


そのまま教室を出て行って、校門まで走って行く


あたし達は教室の窓から見ている


「理紗、ベランダ行こう!!」


蘭に連れられてベランダに出る


「智弘君...大丈夫かな...?」


「大丈夫だよ...あの人達は絶対に殺さないって言ってた」


絶対に...


だよね...?隆弘さん...


「何話してるのかな...?」


智弘が隆弘さんに何か言ってるのが分かる


だけど、声までは聞こえない


「ちょっ、あれヤバくない!?」


隆弘さんが智弘の胸倉を掴んで持ち上げてる


智弘は足が地面についてない


そういえば...隆弘さんって結構背、高いんだっけ...


智弘はたしか...170あるって言ってたから


それ以上ってこと...?








< 21 / 94 >

この作品をシェア

pagetop