不良の印
「...理紗...?」
智弘が走って近付いてくる
「理紗、どうゆうことだ?」
「智弘...ごめんね...あたし...」
「...行って来い。俺があとでフォローしてやるから」
「...ありがと、智弘...」
「おう。何かあったらすぐ帰って来い」
「...うん!!!」
あたしは大きく頷いて隆弘さんの元へ駆ける
「理紗...っ」
「隆弘さん...」
隆弘さんがあたしを強く抱き締めた
...落ち着く...
「理紗...迎えに来た」
「..うん」
「戻って来てくれるか?俺らのとこに」
「理紗ちゃん、帰って来てくれない?コイツ、調子悪くて~」
弘毅さんが笑いながら言う
「弘毅!!てめっ!!」
「隆弘さん...」
「あ...?」
隆弘さんの腰に手を回す
「あたしも...戻りたい...です...」
また...みんなと一緒に居たい...
隆弘さんのそばに...居たい...