不良の印
「そこに座っててくださいよ!!!」
倉庫に戻れば、猫と戯れてる達哉さん
「コイツ、ずっとこうだった。理紗が帰ってからずっとコイツが猫の面倒見ててさ」
「え...?」
...達哉さんが?
達哉さんは照れくさそうにはにかむ
...ここに居る人、普通にいい人じゃん
「理紗、その袋何?何買ったの?」
「そうだっ!!」
なんでコンビニ行ったか忘れるとこだった
袋から買ったものを全部ソファに出す
「理紗...消毒?」
「そう。けがしたら絶対消毒しなきゃ」
青痣には湿布を貼る
「達哉さん、ちょっと痛いかもしれません」
ガーゼに消毒液を染み込ませる
そのガーゼで達哉さんの頬を濡らす
「いってぇ...」
「我慢してください。すぐ終わりますから」
消毒の後に絆創膏を貼る
「よしっ、これで悪化しない」
「...どうも...」
「いいえ」
あたしがニコッと笑うと達哉さんは照れくさそう
ホントいい人ばっかじゃん、ここって♪
「隆弘さん、ありがとうございました」