不良の印


「達哉さん!!!」


「...へい」


まったく...


この人は何を急に言うか分からないんだから...


目を離せない、絶対に...


「お前...?」


「違う!!違いますよ!!」


「...そうか」


そっとあたしから離れる隆弘さんは寂しげで...


あたしはあたしがしたことを後悔した


恥ずかしくて...


智弘と蘭には伝えるって言ったのに...


伝える前に恥ずかしさが勝っていた


「理紗、腹減ってないか?」


「ちょっと減ってます...」


「じゃあ俺が作るから待ってろ」


「隆弘さんが!?」


「隆弘さんの料理は絶品だから。俺らは隆弘さんの飯が大好きだ」


「へぇー...」


隆弘さんが料理...ですか...


「俺、これでも家庭科5だったからな」


とても嬉しそうに言う隆弘さん


とゆうか倉庫にキッチンなんてあったんですか!?


逆にそこに驚きです...


完璧なんだな、隆弘さんは...









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