不良の印


「だからって理紗に何かしたら俺はお前を殺す。何があっても、絶対に...」


「...へい...」


隆弘さんって...怖いね...本当に...


「隆弘さん...?」


わざとらしく、起き上がる


「あ、起こしたか?」


「いえ...」


全部...聞いてたんですけどね...


「悪いけど、ちょっと待っててくれるか?」


「いいですけど...どうしてですか?」


「いいから。待っててほしい」


「隆弘さんっ!」


とっさに隆弘さんの手を握る


「どうした?」


「あの...その...」


言おう、あたしの気持ち...


今すぐ伝えたい...


「あたし...」


「お前ら、外行ってろ」


「へい」


気を利かせたのか、中に居る人を全員外へ出してくれた


「あたし...その...隆弘さんのこと...」


「うん」


「隆弘さんのこと...す...好きなんですっ!!」


い...言えた!!!!














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