不良の印


「なんでもない」


...この人...本当はそんなことしたくないんじゃ...?


本当は...隆弘さんと仲直りしたいんじゃないのかな...?


「理紗!!!」


「隆弘さん...」


着いた先は、普通に一面野原


綺麗な野原


バイクがかなりの台数


人数も100人居るんじゃないかって思うくらい


「やっぱ来てた...」


ボソッと呟く結城さん


「隆弘ー!!よーく聞け!!」


辺り一面、シーンとする


「女、こっち見ろ」


「だからっ...」


一瞬、何が起こったか分からなかった


結城さんが...あたしに軽いキスをした


「悪いな。こうでもしないとアイツ、本気になってくれねえから」


「結城さ...」


「てめえ!!!」


「お前はあっち行ってろ」


「キャッ...」


ドンと突き飛ばされた瞬間、まさに乱闘


目の前でこんなのは見られるなんて...


って!!!


2人を止めなきゃ!!!








< 54 / 94 >

この作品をシェア

pagetop