不良の印
「なんでもない」
...この人...本当はそんなことしたくないんじゃ...?
本当は...隆弘さんと仲直りしたいんじゃないのかな...?
「理紗!!!」
「隆弘さん...」
着いた先は、普通に一面野原
綺麗な野原
バイクがかなりの台数
人数も100人居るんじゃないかって思うくらい
「やっぱ来てた...」
ボソッと呟く結城さん
「隆弘ー!!よーく聞け!!」
辺り一面、シーンとする
「女、こっち見ろ」
「だからっ...」
一瞬、何が起こったか分からなかった
結城さんが...あたしに軽いキスをした
「悪いな。こうでもしないとアイツ、本気になってくれねえから」
「結城さ...」
「てめえ!!!」
「お前はあっち行ってろ」
「キャッ...」
ドンと突き飛ばされた瞬間、まさに乱闘
目の前でこんなのは見られるなんて...
って!!!
2人を止めなきゃ!!!