不良の印
「...んー!!!」
久々に良く寝た!!!
携帯を見れば深夜の2時
隆弘さん達はまだ帰って来ない
「遅いなぁ...?」
「ニャー」
猫?
暗闇から猫が入って来た
「おいで~」
猫を抱き上げる
「ニャ~?」
「可愛いなぁ♪」
遠くから、バイクの音
どんどん近付いてくる
帰って来たんだ...
倉庫の前で音が止む
そのままバイクをひいて大勢の人が入って来る
「おい、理紗。起きてたか?」
「はい。見てください、猫!!!!」
猫を抱き上げて隆弘さんに見せる
「またその猫か...どっかに逃がせ、理紗」
「えー...」
「早く逃がせって言ってんだろ」
「...」
隆弘さんがあたしと猫を睨む