不良の印


「理紗、久しぶりだな」


「智弘!?どうしてここに!?」


「呼ばれた、理紗の親さんに」


「お母さん達に!?」


「理紗、智弘君と付き合いなさい」


「は...?」


どうして決められてんの?


あたしには決める権利、一切ないの...?


「それはだから先ほど言ったように...」


「智弘君なら、私達は安心出来るわ。智弘君、お願いね、理紗のこと」


「ですから...」


「なんで...?」


「え?」


「なんであたしには決める権利がないの!?」


涙目で訴える


「私たちはあなたの幸せを考えてるのよ」


「てめえら...いい加減に...」


「君はもう帰りなさい。総長さんに伝えてください。二度と理紗に近付かないでください、そうしてもらえたら、今回のことは何も言いません、と」


「納得いかねえよ!!!」


「理紗?お帰りになられて?」


「...分かった...達哉さん...」


「理紗...!!」


達哉さんを連れ、外に出る


「俺がぶっ潰す!!」


達哉さんは相当キレてる...







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