不良の印


「今すぐ戻れよ。俺がなんとかする...」


「いい」


「え?」


「智弘にはもう、助けてもらわなくていい。これはあたしの問題だから」


「...もう高校生だからか?」


「?」


どうゆうこと?


智弘の目が少し曇った気がした


「俺が誰よりも...1番近くに居たのに...」


「それは感謝してる」


「それだけじゃねえ!!」


「っ!?」


ベッドに押し倒される


「智弘...?」


「俺が1番...理紗を好きだったのに...」


智弘...


俯いてて智弘の顔が分からない


「もう...誰のものでもなってほしくない。俺のものになってくれれば、お前はもう迷わなくて済むんだ」


「ちょっ...」


智弘があたしの胸に顔を埋める


「絶対...暴走族の野郎になんか...渡したくねえ」


智弘...


「ごめんね...」


なんでか涙が出てくる


どうしてか...分からない...









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