不良の印
「理紗、もうあんな人たちと関わるなよ?」
「ごちそうさま」
ご飯を食べ終えて茶碗を片づける
「理紗はもう高校生なんだ。やっていいことかどうか、分かるよな?」
「じゃあ言わせてもらう。あんたら、もう大人なんだろ?だったらあたしのこと、ほっといてよ。うざいよ、そうゆうの」
冷たく言い捨てて、部屋にこもる
隆弘さん...みんな...
次の日の準備をして、その日は眠った
ピピピッ♪
ん...
目が覚める
あ...家に帰ったんだ...
携帯を開くと、達哉さんからメール
珍しいな...?
『早く帰って来い。隆弘さん、テンション低すぎて怖いんだけど』
写メが添付されてた
「...クスッ...」
機嫌悪そうな隆弘さんの横顔
...さてと、今日も頑張ろう
「おはよう、理紗」
「うん」
「弁当、作っといたわよ」
「ありがと」
弁当を鞄に閉まって出て行こうとする
「朝ごはんは?」
「要らない。行ってきます」
「行ってらっしゃい」
家を出て、学校を目指す