不良の印
「ただいまー」
「理紗!!!!」
「達哉さんっ」
達哉さんがあたしを抱き締める
「達哉!!!!てめえ!!」
「隆弘さんっ」
「っ...」
あたしが隆弘さんを止める
達哉さんの肩...何故か震えてる
どうして...?
「戻って来て...良かった...会えて...良かった...」
「達哉さん...?」
何を言ってるの?
聞こえないよ?
「っごめん!!!つい...」
慌ててあたしを離す
「いいえ、大丈夫です」
ニコッと笑うと、コーヒーを淹れると言ってくれた
「結城さんは?」
「アイツは弘毅とどっか行ってる。どこ行ったか知らねえけど」
「そうですか...」
みんなと早く話したいな~...?
「理紗、こっち来て?」
「うん?」
隆弘さんがあたしを後ろから抱き締める