不良の印
「よし、ぴったり♪」
「え?」
隆弘さんは嬉しそうにあたしから離れる
「首元、触ってみ?」
「首元...?」
あ...
首元になにかがある
「それ、俺のやつだから♪」
隆弘さんの首元を見れば、『R』の文字がぶら下がってる
「それ...」
「理紗のイニシャル。これ買う時超恥ずかしかったんだからな?」
「隆弘さん、周りに変なオーラ出してたんで」
「うるせぇぞ、コラ」
「クスッ...」
想像して面白い...
「理紗と少しでも繋がってたかったから...。頑張ったんだし、俺」
「ありがと、隆弘さん」
ほっぺにキスをする
「お...おう!!」
嬉しそうに笑ってくれる
「やっぱ2人は引き離せねえな」
「だろっ。お似合いだ、本気で」
「そうだ、そうだ。引き離そうとする奴ァ許さねえな」
「結城さん!?」
「よっ、理紗。おかえり」
結城さんと弘毅さんが帰って来た