【短編】裏山の大木


「俊!大丈…」



弘太郎は、言葉を失った。



雨で視界が開けなかったのに、不思議と、そこだけは見えた。



俊の後ろには、真っ白い服を着た、女がいた。


漆黒の髪。真っ白い肌。
とても綺麗だった。




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