【短編】裏山の大木
「きっと、そうじゃろう…。
あれだけの事をしたのじゃ、それくらいの罰はあろうて。
わしは一生、大木の精霊に怯えて暮らしていくことになった。
わしは、それがわしへの罰だと思っておる。
…よいか、皆、精霊から罰を与えられるような事をするのでないぞ。
そのために、わしは皆にこの恐ろしい体験を話しているのじゃ。
皆が大人になり、子供が出来たら、教えるのだ。
精霊の恐ろしさを。」
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