〇●ポーカーフェイス●〇
昼休みも終わり、末永や西岡俊介も教室へと戻ってきた




そしていつも通りつまらない授業が始まる



いつもと違うことといえば、ちらちらと私のほうに目を向けてくる末永
落ち着きがない



私は気にせずに授業を聞いた




そんな私の様子を見て、しばらく私のほうに背中を向けてつっぷうしていたけど急にぱっと起き、私のほうを向いた



「俊介となに話してたの?」




そんな言葉に私は前を向いたまま
「あんたには関係ないわ」
それだけ言った





「そうだよな、そうだけど…あぁ、意味わかんね俺」




意味不明な独り言を言いながら頭を抱えている





そんな姿をちらっと横目で見ると
「何だよ、見んな」
そう言いまた私に背を向けた




私は少し首を傾げ、授業に気持ちを戻した
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