〇●ポーカーフェイス●〇

「あんたが屋上にしょっちゅう来るからでしょ。あ~、もしかして私のこと好きになった?」




そう腕を組みながら末永の目の前をゆっくりと歩いた




そんな私を見て末永はいつものようにニヤッと笑う



「出た出た、自惚れ発言。んなわけないだろ?前も言ったけどただの興味!!俺はもっと愛想のいい癒し系が好きなの!!後何度も言うけど…「B專。でしょ」」




そう末永の言葉に言葉を重ねると末永は「わかってんじゃん。」と余裕の表情を見せ、鞄を持って教室を出て行った




ほんと何考えてるか分からないやつ




やきもち焼いてるのかと思ったら
ただお気に入りのおもちゃを取られた子供
そんなんだったのね




意味わかんない
はこっちのセリフ




しばらくした後私も鞄を持ち
帰る前にトイレに向かった

< 105 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop