〇●ポーカーフェイス●〇


トイレのドアを開くと女子何人かが驚いたようにこっちを一斉に見た




そこにいたのは橘さんとその他大勢




そんな大勢に囲まれたオカモトさん




「なんだ。あんたか。びっくりさせないでよね」




そう私を横目で睨みつける橘さん




私から目を反らすとあの不気味な笑顔を浮かべながらオカモトさんに目を戻した




「さ~てと、続き始めよっか」





そんな言葉と同時に周りの女子はオカモトさんに近づく





オカモトさんは真ん中で体全身を震わせ、荒くなっていく息使い




「や、めて…」




そう震える声を押し殺している





そんな彼女の様子にお構いなしに一人の女はモップをオカモトさんの顔面に押し付けた





「や…ごほ…やめ…」




顔を左右に振りながらモップをよけようとするが、両腕を押さえつけられてるためよけることは到底無理だ




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