〇●ポーカーフェイス●〇
そんな言葉に私は目を反らした
「誰があんたなんか。」
そう言ってオカモトさんに近づき見下ろした
オカモトさんは震えながら俯き目をギュッと瞑った
私はため息をつき、ハンカチをオカモトさんにポンっと落とした
そして背を向け、トイレを出ようとした
その時
「あり、がとう…ごめん…」
そう顔をぐしゃぐしゃにしながら泣くオカモトさんの声が響いた
「だから…私はあんたのためにやったわけじゃないから…勘違いしないで」
「だとしても・・・うれしかった。ねえ…」
「??」
「どうしたら私も強くなれる?」