〇●ポーカーフェイス●〇
俺は胸が痛くなり腕を上げ手さぐりに、そっと東城の頬に触れた
「失ったものはまた探せばいい
新しい何かを得ればいい
俺は、、
俺は
お前がここにいてよかった
そう思う
もっと早くお前に会っていたら
お前の笑顔を守ることができたのに。
お前は今もここで声を出して大声で笑っていたかもしれないのに。
そう思う
っていう独り言」
俺は起き上がり東城の顔を真上から見下ろした
近くにある東城の顔
どくどくと打つ鼓動
「わらえーーーー」
と、指で東城の口角を無理矢理上げた
俺は笑ってごまかし東城から離れた