〇●ポーカーフェイス●〇



俺らはさっさと上がり、テントに帰った





予想通り二人はまだいない





「女は風呂長そうだな!!」





そう言いながら寝ころぶ俊介





「つーかさ、さっき何であんなに遅かったん??いちゃいちゃしてたんだろう!!」






そうにやにや俺を見てくる俊介




「ちげーよ。話してた」





俺がそれだけいうと俊介は目を見開いて俺を見てくる





「は??あいつ話すの??」




「いや、違う、お互い独り言」




そう呆然と答えると俊介は眉を顰める




「何だそれ。きもちわりいな。」




そんな俊介の反応に笑った





「お前さ、あいつのこと好きなの??」





さりげなく聞いてくる俊介
俺は少し黙り、考えた





好きとか嫌いとかよくわからない
ただあいつのこと知りたいだけ





「わかんねえ。」





そう言って俺もテントに寝ころんだ




そこに二人は帰ってきた
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