〇●ポーカーフェイス●〇
「黙ってないでなんとか言いなさいよ!」
そう私の肩を両手で思いっきり押し、私はその場に倒れこんだ
「ねえ?いつもの調子はどうしたの?」
そう私を見下ろす
「いい加減にしろ。このことはお前から聞くことじゃない。俺らは東城から話してくれるのを待ってんだよ」
そう橘さんを睨む西岡俊介
橘さんは鼻で笑う
「いいわね?美人は。人を殺してもかばってもらえるんだから。」
そう面白そうに、あの甲高い声で笑った
「ま、あんたなんかの親友なんてろくなやつじゃなかったんだろうけど。
少し追い詰められたから死ぬってただのくずっっっ…」
最後まで聞く前にもう体は勝手に動いていた
私は近くの花瓶の大きな破片を拾い、片手は橘さんの首を掴み、近くの壁に思いっきり叩きつけていた
そして思いっきり橘さんの耳の真横の壁に破片をザクッと突き刺した
一瞬の出来事でみんな息を呑み、
橘さんは目を見開き息を荒くして私を見上げた
私はお腹のそこから声を出し、橘さんを睨みつけた
「夏華のこと悪く言ったら、、、殺す、」