〇●ポーカーフェイス●〇
蓮サイド




放課後、俺が帰ろうとすると腕を掴まれ、止められる





「末永!今日バイト?」





真剣な表情で俺を見る篠原




「バイトだけど、」





そう呆然としていると俺の腕を掴んだまま歩き出す




「そっか!じゃあ私たちに付き合って!いくよ俊介!」





そうスタスタと早足で歩く篠原




何故が拉致されている俺




「いや、だから俺バイト!」





そういうといったんピタッと立ち止まり、俺を睨んだ




「今日はお腹痛くてバイトできそうにないよね?末永」





すごい圧力…






『すみません。はい、薬飲んで寝ようと思います…はい、ありがとうございます』





何故仮病で電話してる俺





そんな俺を見て篠原は満足げに笑う




「よし、よくやった!」




そう俺の背中をパシーンと叩く





「女の圧力って怖いよな…」





そう苦笑いで俺を見る俊介




「もうごちゃごちゃうるさいよ?」





そう俊介の頭をポンと叩く





「このままだと東城さんみんなに誤解されたままだよ?人殺しなんて嘘に決まってるじゃない?!



本当のこと、聞きにいくの!」





「誰に?」





「優子ちゃん!この前あった東城さんの友達だった…あの子なら全部知ってるはず」





「そういうのは東城が話してくれるまで待った方がいいんじゃね?」




そう呆れる俊介




「そんな深くは問い詰めないわよ!ただ東城さんは人殺し何かじゃないって言ってくれるだけでいいの!



あとはあの写真!みんなに見せればわかってくれるよ」




そう言って歩き出す篠原










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