〇●ポーカーフェイス●〇
私が腰掛けると、私の肩に手を回し、ぎゅっと引き寄せる
宏太の腕に包まれ、体温を感じる
身体中が熱くなり、ドキドキが止まらない
こんな気持ち忘れてた
私また人を好きになった
また幸せになりたい。そう思っていいかな?夏華
私は宏太の肩に頭を乗せた
すごく時間がゆっくりと流れている気がする
周りの音なんて何も聞こえない
宏太の鼓動の音と、呼吸するおと
そんな音だけ今ここにあるだけでいい
そう思えるほどとても心地よい場所
「返事、結愛の気持ち、聞かせて?俺、もう我慢できない」
そう私をソファに押し倒し、宏太の顔が目の前にある
宏太が呼吸するたびに息がかかる
もう、私も我慢できない
気持ちが溢れてくる
夏華、やっと大切な人ができたよ
また人を信じられそうだよ
私を許して?