〇●ポーカーフェイス●〇
そう言って私を突き放す
宏太は立ち上がり、私を見下ろす
今まで見たことないような冷たい目。
「東城結愛、ゲームオーバーだよ。」
そう言い捨てる
ゾクゾクと背筋が凍る
この気持ち前も味わった
この感覚、また思い出した
信じた人に裏切られるこの感覚
一瞬時が止まった気がした
何も聞こえない
聞こえないんじゃない、聞きたくないだけ
「おーい!入ってきていいぞ〜!」
そんな宏太の呼びかけで、5.6人の男がはいってくる
男は私を見下ろしながら笑う
「マジ可愛いじゃん?いいの?やって?」
「ちょーラッキー!宏太まじさんきゅー!」
「つうか、宏太にしては今回は時間かかったんじゃん?」
そんな言葉を交わす男たち
私は宏太を真っ直ぐ見つめ、
「どういうこと…」
ただそれだけ呟いた