〇●ポーカーフェイス●〇
「宏太~??お前も入れれば??」
そう宏太に呼びかける一人の男
宏太は鼻で笑い、私を横目で見る
「パス!!汚ねえ、、」
それだけ吐き捨て、ケータイをいじりだした
そんな言葉は私の中に駆け巡る
何に後悔すればいいのだろう。
体を売っていたこと??
宏太を信じたこと??
何人もの男に触られても
どんなことをされても
涙も出ない
叫びもしない
何も感じない
そんな自分に虚しさを感じた
そんなときガチャっとドアが開いた
一斉にドアのほうへ目を向ける男たち
「何だ、俊介か」
そんな宏太の声に私の胸は押しつぶされる