〇●ポーカーフェイス●〇

「何だ~、宏太の知り合いかよ??ビビらせるなって」





そう言って笑う男




「あぁ、バスケの後輩!ま、こいつを紹介してくれた奴」






そう涼しげに話す宏太




末永はこの部屋の様子がおかしいと察したのか、呆然と立ち尽くしている





「先輩、何やってんすか??」






「お前が紹介してくれた奴さ、なかなかいい遊び相手だったよ。お礼にお前も参加させてやろうと思って。お前も一回こういうの経験しとけって」







そう私のことを顎で指す





私の姿が今まで見えていなかったのか、私と目があった瞬間こぶしを握り震えだす





「ビビってんなよ??ただ穴に入れるだけだぜ??」






そう笑う男たち






西岡俊介はその場に立ちつくし、俯き何も言わない





「見本見せてやるから見とけよ??、、じゃ、入れマース!!」





そんな声といっしょに笑いが起きる





その瞬間




バコンッッ!!!!!





私の上にまたがっていた男がいなくなった




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